日々の重なり

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国家総合職の面接試験対策Ⅱ(内々定の基準について)

 今回は、国家総合職の面接試験対策の続きです。

 

 前回も触れたとおり、官庁訪問のゴールは、6日目の内々定です。そこで今回は、内々定を頂くためにはどういったことが必要なのかという点について、参考文献を紹介しつつ、僕の考えを書きたいと思います。

 

 内々定を頂けるかどうかの基準は、

 職員の方に、「この人と一緒に働きたい」と考えて頂けるか

ということだと思います

 

*『2014年度版 公務員試験 現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本』(実務教育出版)94頁では、「面接官が見ているのは、「こいつと仕事したいか」ということに尽きるのではないかと思います」という記述がなされています。

 

 

 そして、職員の方に「一緒に働きたい」と考えて頂くためには、①厳しい質問をされたときでも、質問の意図を推察して、何とかくらいついて回答したり(黙り込むのは絶対にダメ)、②業務説明等に対して積極的に質問をしたり、③きちんと挨拶・御礼を言ったり、といったことが大事だと思います。

 

 しかし最も重要なのは、④自分の雰囲気・性格が、当該職員の方と合うかどうか、ということではないかと考えます。

 官庁訪問に行ってみて、職員の雰囲気・特徴は省庁ごとに異なっていると感じました。たとえば、アグレッシブで体育会系の職員の方が多い省庁や、冷静で落ち着いた雰囲気の方が多い省庁、といったふうです。そして、自分の雰囲気・性格とあまり合っていない省庁だと、職員の方との会話を弾ませるのはなかなか難しいものでした。
 したがって、自分の性格を分析し、また説明会・インターンシップ等に足を運んで職員の方の雰囲気を感じ取った上で、自分と相性が合いそうな省庁を探すということもかなり大事であると考えます。

 

*説明会・インターンシップは、職員の方の雰囲気を知ることができる貴重な機会であり、官庁訪問先を絞り込むための判断材料を得られるので、時間が許す限り、参加した方がよいかと思います。

**僕は内々定を頂いた省庁の説明会には参加できていなかったので、官庁訪問初日に初めて職員の方々とお会いしました。職員の方々の雰囲気は、僕にとって非常に馴染みやすく、面接での会話もスムーズに運んだように思います。

 そして初日の時点で、「絶対にこの人達と働きたい!」と決意し、それから先はその省庁の政策を猛勉強したり、面接の際にはできるだけ積極的にアピールしたりと、とにかく突っ走りました。職員の方とのマッチングは本当に重要だと、実感しました。 

 

 以上となります。

 次回は、面接試験対策のラストにしたいと思います。

 それではまた。